チャンサマ平野は、サーラちゃんさまがその手で初めて平定した地域です。
サーラちゃんさまは、偶然にも神話の人物に特徴が合致したことで神の使いとして受け入れられ、入植の第一段階をあっさりと達成したのでした。
名産品は「サーラちゃんさままんじゅう」
ゲーミング庄の水色小麦からつくられる甘いお菓子。
ぷにぷにとした独特な食感が評判のお土産です。
アリシバ監獄
公国によってこの地が平定された後、
最初に建てられた施設はアリシバ湖の監獄であった。
先住民や略奪者の跋扈する開拓地において、
治安の維持こそ急務だったのだ。
かつてここから脱獄した囚人はただ一人。
彼は再び捕らえられると、
恩赦と引き換えの奉仕活動として、
多くの場所を"掃除"したと言われている。
埋葬地
ローサイカクシ
アリシバ監獄を望む湖岸に作られた埋葬地。
獄中死を迎えた囚人はここに葬られることとなる。
その名前は「罪の終わり」を意味しており、
「いかなる罪も墓より先までは続かない」
という慈悲が現れている。
サンオイレンの森
城からまっすぐに森をすすめば、
やがて開けたひまわり畑に辿り着くこととなる。
のどかな景色を楽しむのは良いが、
ひまわりに囲まれてたたずむ
古びた小屋には近寄るべきではない。
森に入った者たちからは、
空を泳ぐ魚や細長い馬などといった、
異様な生物の目撃例が後を絶たない。
ゲーミング庄
小高い丘の風車小屋が印象的な、
公国本土からの移民が最初に集った農村地帯。
サーラちゃんさまの家来として功績を上げてきた
ゲーミング男爵家が取り仕切っている。
夜の小麦畑は七色の光を帯び、開拓地安定の暁には公国有数の観光地となることを期待されている。
ここで生産され色別に分けられた小麦粉は
ゲーミング小麦と呼ばれ、
開拓地に豊かな食料と多様な食文化をもたらした。
紫色のものは特に高貴であるとされ、
農民たちに食べられる機会は滅多に訪れない。
ツライツモノ
採石場
サンケー山に作られた採石場。
懲役刑を受けた囚人の主な労働場所である。
開拓団の勝利を決定づけた
『トクサの決戦』の舞台としても知られ、
大きな爆発のあとなど
多くの戦いの痕跡が残されている。
ツ族が使役した獣の死骸は皮肉にも
開拓団に貴重な資源をもたらすこととなった。
サーラちゃんさま
記念城
開拓団を率いてこの地を制圧した
サーラちゃんさまを称えて建てられた無骨な城。
それもそのはず、
この城は原住民との戦いで実際に使用された
前線基地が元になっているのだ。
サンケー山での決戦の後
族長であったトクサはこの地に葬られ
ツ族は公国に恭順することとなった。