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コーデン砂漠

熱、乾き、獣、植物。

あらゆるものが危険をもたらす”コーデン砂漠”。

古くから複数の部族が対立し抗争を続けてきたこの砂漠を平定するため、
サーラちゃんさまは対立しあう先住民の中で最も大きな勢力を持つ部族に接触しました。

彼らに武器や兵站の支援を提供することで他部族を駆逐させた後、

最後に彼らを併合、公国民と同化させることによって、

大きな被害を出すことなくコーデン砂漠を支配下におくことに成功したのです。

コーデン砂漠は他の多くの地域と違い、

公国の植民地となった今でも安全とは言い切れない場所が多くあります。

​観光の際には、くれぐれもお気をつけを。

ハイサツマ町

もともとは公国軍が前線基地として接収し

近代化させた先住民の集落だったが、

平定後はそのまま入植者のための町となった。
オアシスをすぐそばに持つこの町は

先住民が暮らし続けていただけことはあり、

砂漠の中としては

非常に人間向けな生活環境が整えられている。
気軽に砂漠観光を楽しむなら、

少なくとも安全が約束されているこの町と

オアシスまでの範囲に留めておくのが無難である。

オアシスは過酷な砂漠における貴重な憩いの場。
乾燥と極端な温度に常にさらされるコーデン砂漠で

人間が生活できているのは、

点在するオアシスのおかげと言っても過言ではない。
そして公国軍の干渉を受けるまで

部族同士の争いがほどほどに収まっていたのも、

オアシスを中心とした集落同士の距離が

ほどほどに離れていたからだと言えるだろう。

それ以上の刺激を求めるならば、

自己責任のもとで危険に足を踏み入れることとなる。

可能な限りの対策を講じるべきだろう。

ハイサツマ町.png
ソーシ期のピラミッド.png

ソーシ期の
ピラミッド

遥か昔から存在していたと考えられる巨大な建築物。
先住民によれば
”ソーシ期”と呼ばれる

1000~3000年ほど前の物であるとされているが、

様々な危険のために調査は困難を極め

その正確な年代や背景は未だ明らかではない。
使用されている黒い石材は

この砂漠近辺で採取できるものではなく、

運搬方法や建築方法など多くの謎が残されている。
ピラミッド内部は毒を持つ生物や

ミイラ化した古代あるいは現代の死者がさまよい歩く危険地帯となっており、

許可なく立ち入ることは固く禁止されている。
このピラミッドは一見四角錐のように見えるが

地下部分の調査が進んだ最近の研究では、

地面に埋もれた部分には上限反転した四角錐が

底面同士で接しているとされ、

全体の構造は正八面体であると考えられている。

サバクシマウマの群れ

砂しかない砂漠に脈絡なく佇む

シマウマの集団を見つけたなら用心した方が良い。
彼らは刺激を受けると、

それぞれ正面へと一目散に走り出す。

その方向に何があろうとなかろうと

ただまっすぐに。
とれる対策はただひとつ、

彼らが走り出さないことを祈りながら

静かに離れることだけだ。
時にシマウマ達の中には空中へと駆け上がり

空の彼方へ消えていくものがいると言われている。

しかしその様を目撃した者は今まで一人の例外もなく

走り出すシマウマを見た直後に気絶し、
その前後の記憶が一様に欠落している。
非常に危険であるため、

信憑性に欠ける都市伝説のような噂を

自分の目で確認しようなどと

無謀なことを考えてはいけない。

サバクシマウマの群れ.png
ナキムシ森.png

ナキムシ森

水場もないのに植物が群生し緑が溢れる

砂漠の中にあって森のような奇妙な一角。
しかしその実態は、

入ったものの多くが二度と戻らない

先住民も恐れる魔の森、

水や日陰を求めて迷い込む遭難者が後を絶たない、

公国総督府も手を焼く砂漠以上の危険地帯である。
森の中は昼間でも薄暗く、

木々の間を青白い電光が走り、

丸太がひとりでに転がり、

獰猛な生物が跋扈し、

人の命を奪う要因には事欠かない。
一部の先住民部族は代々

この森から建材や食料を得ていたが、

公国による統治が始まって以降は物流の発展もあり、

あえてそのような危険を犯す必要はなくなった。
その結果として伝統的に行われていた間伐が廃れ、

森の範囲が年々拡大していることが

有識者の間で危険視されている。

​グラッポイド

ハイサツマバスターワーム、

あるいはサーリアンデスワームとも呼ばれる、

砂漠を泳ぐ巨大にして長大なる怪生物。
その口は
インド象を容易に丸呑みする大きさを誇り、

砂の中を泳ぐように移動する速度はシマウマ以上。

哀れな獲物に真下から襲いかかるという

豪快な捕食行動をとる。
一方で危険を感じると

消化器官から分泌される高温の強酸を吐きかけ

敵を撃退しようとする器用な一面も。

このような進化は一般的に、

脅威に晒され身を守るために生じ得るもの

と考えられることから、

遥か過去にはこの巨大生物すら餌とする

上位捕食者が存在したことが示唆されている。
決して全身を地上に出そうとはせず、

絶命すると頭部を残して爆発四散するため、

その全容は計り知れない。

グラッポイド.png
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